ここでは、ブライドルレザー財布を展開している、本格派のレザーブランドを9つご紹介しています。
9ブランドとも革質やデザイン性にこだわりが強く、革好きの間でも定評のある人気ブランドです。
ぜひ、ブライドルレザー財布選びの参考にしてみてください。
また、ブライドルレザー財布の魅力や特徴についても解説しています。
ブライドルレザーといえば、白く噴き出しているブルームが特徴的であり、また、経年変化(エイジング)を楽しめるのも魅力的なポイントです。
この記事では、
などについて詳しくご紹介しております。
ブライドルレザー財布を取扱う本革ブランド9選
ブライドルレザーの財布を取り扱っている熟練の本革ブランドをご紹介します!
COCOMEISTER(ココマイスター)
国 | 日本 |
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創業 | 2009年 |
価格 | 3万円~12万円 |
HP | https://cocomeister.jp/ |
このブランドのブライドルレザー財布シリーズ
人気のため売り切れが多く、目当ての財布があったら急ぐ必要あり。在庫切れの場合は「販売お知らせメール」の登録がおすすめ(というか必須)。
革本来の美しさを活かしたデザインは見事で、「ホンモノの男性」を演出できるはず。
COCOMEISTERのブライドルレザー財布
43,000円
Cocomeister(ココマイスター)は、ブライドルレザーの財布を扱うブランドの中でも、シンプルでスマートさに定評のある人気ブランド。
Cocomeister(ココマイスター)の中でおすすめの長財布は、「ロンドンブライドル・グラディアトゥール」。
ラウンドファスナータイプの長財布で、機能面も収納できるカードポケット8つ、フリーポケットが2つ、お札入れ2つ、小銭入れが付いているので、1つの財布で基本的なものをすべてまとめることができます。
表面にはブライドルレザーを使用し、内側にはヌメ革を使用しており、2種類の革の変化を楽しむことができます。落ち着きのある大人向けのカラーバリエーションも特徴的です。
財布紹介の動画
CRAFSTO(クラフスト)

出典:crafsto.jp
国 | 日本 |
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創業 | 2020年 |
価格 | 2万円~8万円 |
HP | https://www.crafsto.jp/ |
CRAFSTOのブライドルレザー財布
出典:crafsto.jp
ブライドルレザー ラウンドファスナー長財布/39,600円
カードポケット×8、札入れ×2、ファスナー小銭入れ×1、フリーポケット×3
ちょうど良い収納スペースと大きく開く間口など、優れた機能性を発揮。また、ブライドルレザーらしい、シンプルなデザインで重厚な佇まいを楽しめる点も魅力です。
ブライドルレザー L字ファスナー財布/29,700円
カード入れ:4枚+フリーポケット2ヵ所、小銭入れ:あり(ポケットタイプ)
キャッシュレス決済向けの内装となっており、抜群の使いやすさを発揮。
また、スーツにも合わせやすい大人っぽいデザインになるので、ビジネスシーンはもちろん、プライベートシーンでも使いやすいでしょう。
GANZO (ガンゾ)

出典:ganzo.ne.jp
国 | 日本 |
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創業 | 1917年 |
価格 | 3万円~10万円 |
HP | https://www.ganzo.ne.jp/ |
GANZOのブライドルレザー財布
出典:ganzo.ne.jp/
63,800円
GANZO (ガンゾ)は、素材から縫製まで一切の妥協を許すことなく、職人の手で丁寧に作り上げられたアイテムのみが販売されています。
GANZO (ガンゾ)には、2つのブライドルシリーズがあります。
- カジュアルブライドルシリーズ
ややカジュアルなデザイン性が特徴 - シンブライドルシリーズ
シックで重厚感ある革質が特徴
ご紹介している財布は、カジュアルブライドルシリーズのラウンドファスナータイプの長財布です。たっぷりと収納することができるので、領収書などがバラバラにならずスマートに整理することができます。
シーンを問わずに使用できるデザイン性と機能性が人気を集めています。チャックも滑らかなので、ストレスを感じることがないのも嬉しいポイントです。
表面にブライドルレザー、内側にヌメ革を使用した、ハイブリッドタイプのオシャレな長財布です。
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シンブライドルシリーズの紹介動画
土屋鞄製作所
国 | 日本 |
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創業 | 1965年 |
価格 | 1万円~7万円 |
HP | https://tsuchiya-kaban.jp |
土屋鞄製作所のブライドルレザー財布
45,100円
土屋鞄製作所は、数多くある日本の革小物ブランドの中でも長い歴史を持つ老舗です。展開する財布は熟練の革職人が手作業で一針一針丁寧に仕立てており、長く使える上質な作りが魅力になります。
土屋鞄製作所の展開するブライドルレザー財布は、内装に植物の渋のみでなめされた「ヌメ革」を使用したモデルが代表的。ブライドルレザーの質実剛健な風合いとヌメ革の素朴さで、クラシカルながらも抜け感がある雰囲気に仕立てられています。素材のコントラストが美しいので、ガッツリ”革”を楽しみたい方に特におすすめです。
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フジタカ
国 | 日本 |
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創業 | 1950年 |
価格 | 1万円~9万円 |
HP | https://store.iketei.jp |
フジタカのブライドルレザー財布
42,900円
フジタカは、70年以上続く老舗日本の革小物ブランド。一貫した自社生産体制に加え、金具一つ一つまで自社のデザイナーが監修しているなど品質への強いこだわりが特徴です。
フジタカのブライドルレザー財布は「ジョセフ」と呼ばれるシリーズから展開されています。内装にはシワ模様が美しいシボ革を使用しており、大人な男性にも相性の良いカチッとした紳士的な雰囲気が魅力です。上の写真で紹介しているような大容量のラウンドファスナー財布も展開されているので、収納力にこだわりたい方にも向いています。
万双(まんそう)

出典:mansaw.net
国 | 日本 |
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創業 | 1995年 |
価格 | 1万円~12万円 |
HP | https://www.mansaw.net/ |
万双のブライドルレザー財布
29,700円
万双は常に世界最高品質を目指し、高い品質のものを常識的な価格で販売していることで有名なブランドです。必要であれば金具まで作り上げてしまうほどのこだわりから、モノ作りに対して非常に情熱的なブランドだと言えます。
そんな万双から販売されているおすすめの長財布は、シンプルなブライドル長財布です。内ポケットに入れても違和感がなく、収納力と耐久性の高さから、使い勝手が良い点がポイントになります。
スーツとの相性に優れた長財布です。
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Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)
国 | イギリス |
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創業 | 1875年 |
価格 | 2万円~8万円 |
HP | https://frame.jp/whitehousecox/ |
Whitehouse Coxのブライドルレザー財布
53,900円
ホワイトハウスコックスは英国御三家に数えられる名ブランドの一つで、日本でも人気の高いブランドとして知られています。
シンプルなデザインで使いやすい革財布が多く見られますが、その中でもラウンドジップ式長財布は人気の革財布です。
大容量のコインポケットに、十分な容量収納することができるカードポケットと札入れなど、実用性の高さが人気の秘密となっています。
また、素材に使用されるブライドルレザーの耐久性の高さや、経年変化を楽しめる点は、多くの方が評価しているポイントになります。
スーツにもカジュアルにも使いやすい長財布です。
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GLENROYAL(グレンロイヤル)
国 | イギリス |
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創業 | 1979年 |
価格 | 2万円~9万円 |
HP | https://glenroyal.jp/ |
GLENROYALのブライドルレザー財布
67,210円
グレンロイヤルはホワイトハウスコックスと同じく、英国御三家に数えられる名ブランドの一つです。日本でもブライドルレザーを使った革小物の評価は高いことで知られています。
グレンロイヤルが販売するブライドル革財布の特徴は、ブライドルレザーの証とも言える“ブルーム”がたっぷり付いている点と、ブライドルレザーの中でも最高ランクの皮革を使用している点にあります。
グレンロイヤルのブライドル長財布は、圧倒的な収納力と、小銭入れや間仕切り付き札入れなどによる、優れた使い勝手が魅力です。
また、ブライドルレザーの楽しみの一つである経年変化においては、グレンロイヤルのブライドルレザーは強めの経年変化を楽しめると評価されています。
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BRITISH GREEN(ブリティッシュグリーン)
国 | 日本 |
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創業 | 2010年 |
価格 | 1万円~2万円 |
HP | https://british-green |
BRITISH GREENのブライドルレザー財布
8,349円
BRITISH GREENは、イギリスの伝統的な素材「ブライドルレザー」を使用した財布をリーズナブルな価格で展開しておりインターネット販売で大きな売り上げを誇る日本のブランドです。
イギリスなトラッドなスタイルに重きを持ちながらもシティライクで現代のスタイルでも通用するようなアイテムを生み出しています。
BRITISH GREENの財布の価格帯は「1万円~1万円半ば」となっており財布としては非常にリーズナブルな価格設定も魅力の一つ。また、BRITISH GREENの財布は、インターネットでの注文の際に無料で名前の刻印を依頼することが可能です。
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以下では、ブライドルレザー財布(革)の魅力について徹底解説しています。
ブライドルレザーって?
発祥地とロウの効果とは
ブライドルレザーの発祥地はイギリス。1000年以上前からイギリスで作られ続けているブライドルレザーは、【油(脂)分とロウ】を一緒に染み込ませた革です。
染み込ませたロウにより、革の繊維を引き締める効果を持っています。
手間をかけて染み込ませた油分とロウは革の表面から白く浮き上がってきます。これを「ブルーム」と言います。
「ブルーム」=白い部分の正体とは?
ブライドルレザーは、タンナーによって内容や割合が異なってきます。
そのタンナー独自の成分を配合した【グリース】と呼ばれるオイルを塗り込んだ皮革です。
白く見えている部分は基本的はロウになりますが、ブライドルレザーは「油を染み込ませてある革」となっています。
このブルーム状態は長く続くものではなく、使っていくうちに徐々に取れていき、ツヤ感のある美しい表面へと変化していくのです。
熟練した職人の手により、手間と時間を費やして作られたブライドルレザーは、非常に貴重なものなものとして位置付けられています。
ブライドルレザーが出来上がる工程
ブライドルレザーが出来上がるまでに、職人たちによる4つの工程があります。
①染色
まずはじめに、革を鞣す職人「タンナー」によって、染色を行います。ここでのポイントは、色ムラがでないように色をしみこませていくということです。この工程を何度も繰り返します。
②油分とロウを染み込ませてブルームをつくる
次に、油分とロウ成分を革に染み込ませていきます。この工程も染色と同様、専用のブラシを使用しながら何度も行います。
油分とロウ成分を革にまんべんなくしっかりと染み込ませることで、ブライドルレザーの特徴ともいわれる「ブルーム」が表現されるのです。このブルームは、財布を使用していくうちに徐々に取れてきます。(革に馴染んでいきます)
③カリイング
「カリイング」とは、凹凸のある牛革を加工しやすいように、スリッカーという道具を使用して平らにする作業を指します。
この作業は、牛革を平らにするだけではなく表皮を取り除き、真皮という部分を出していく工程も含まれています。
④バフィング
カリイングにより、平らになった真皮の状態の牛革を、「バフィング」と呼ばれる最後の工程で表面を擦っていきます。
バフィングが一番難しい工程といわれており、擦りすぎてしまうと牛革を傷つける原因になってしまうのです。
この工程を行うことで、タンナーによる染み込み作業をより良く引き立たせることができます。ヤスリを細かく使い分けて、微調整を繰り返すことで、ブライドルレザーが完成していくのです。
ブライドルレザー財布の特徴
ブルームが特徴的
ブライドルレザーの一番の特徴は、革に染み込ませた油分とロウが表面に浮き上がってくる「ブルーム」。
このブルームにはワックス効果があるので、光沢感を出すだけではなく、防水性などの強度を高めてくれます。
物によっては、ブルームが多く出ているものもあれば、あまり浮き出ていないものもありますが、それは職人の手法の違いによる個性だったり、ブランドのこだわりによって変わってきます。
世界にひとつしかない表情を楽しめるのも、ブライドルレザーの魅力です。
丈夫で長持ちする
ブライドルレザーに使用されているのは、大人の牛の肩の部分の革です。
子どもの牛とは違い、皮膚が堅く、長年蓄積された傷があり、同じものが二つとないのが特徴です。
その堅い革に、油分とロウをしっかりと染み込ませていくことで、繊維が引き締められるので、より一層強度の増した革へと変化していきます。
財布は基本的に毎日使う物であるため、素材の傷みはどうしても早くなってしまいます。
しかし、ブライドルレザーのような非常に堅い革であれば、普段使いをしていても傷などに強いため、他の革素材より傷みの進行が気にならず、丈夫で長持ちする財布に繋がっていくのです。
使い込むことで味が出る=経年変化
ブライドルレザーのブルームは、使っていくうちに取れていき(革に馴染み)、次第に財布全体に光沢が出始め、高級感のある雰囲気へと仕上がっていきます。
また、そのような状態になった財布の革も柔らかくなり、扱いやすくなっていきます。
革そのものが持つ素材とブルームの特徴が、使い込んでいくうちに自然と混ざり合うことで、味わい深い財布へと変化していくのです。
このような経年変化が味わえるのもブライドルレザーならではの魅力といえるでしょう。
ブライドルレーザーの経年変化
ブライドルレザーの財布がどのように経年変化を起こしていくのか、また、愛用する人はどのように楽しんでいるのか。
そういったことがわかるような写真や口コミをいくつかピックアップしてみましたのでご紹介していきます。
実際の写真で比較
SNSの口コミより
使用後5ヵ月経過
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使用後4ヵ月経過
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購入したばかりの状態(1/2)
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購入後1ヵ月経過すると(2/2)
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使用後1年2ヶ月経過
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いかがでしょうか。
ブライドルレザーの革財布がどのように経年変化(エイジング)を起こしていくのかが少しイメージできたでしょうか。
写真やSNSで見てもわかるように、ブルーム(白いロウの部分)は使用後数ヵ月で無くなり、そのロウが革に馴染むことで経年変化が現れてきます。ブルーム加工がこのブライドルレザーの特徴であり魅力となっているポイントになるわけですね。
ブライドルレザー財布のメリット・魅力
長く使える・経年変化(エイジング)を楽しめる
ブライドルレザーを使用して作られた財布は、成人の牛革で硬い肩の部分を使用している為、強度があります。そのため、毎日のように使用していても簡単に型崩れする心配がありません。
また、財布を使っていくうちにブルームが取れてきたり、ブライドルレザーが手になじむようになってきます。使い込むことで、ブライドルレザーの経年変化(エイジング)を楽しむことができます。
経年変化の仕方は、ブルームの質や量によって違ってくるので、まさに唯一無二の財布に仕上がっていきます。そんな楽しみ方ができるはブライドルレザーならではの魅力でもあります。
職人による丁寧な製造
ブライドルレザーが出来上がる工程を見てもわかる通り、ブライドルレザーの財布は職人たちの手によって手間と時間を要して作られています。
そんな職人たちの技がふんだんに詰まった本格的な本革を身近な財布として味わうことができます。
上質な高級感を演出できる
ブライドルレザーの革は他の革と少し違い、ロウと牛革がキレイに混じり合っていて、そのグラデーションが上質な高級感を醸し出しています。
ブライドルレザーの財布をわかりやすく例えると、持っているだけで「大人な男性」感を演出してくれます。
手持ちでお買い物やジャケットの内ポケットからブライドルレザーの財布がスッと出てきたら・・・カッコイイですね。
ブライドルレザー財布のデメリット・注意点
デメリット=悪いという意味合いではなく、ブライドルレザーが合わないという人も当然いるかと思います。
ここではいったいどんな人がブライドルレザーの財布は合わないのか、という点を参考にしていただければと思います。
最初のうちはブルームが気になる人も
ブライドルレザーの特徴であるブルームですが、購入して間もない時(1ヵ月~3ヵ月程度)は全体的に白くなっていることが多く、中には気になる人もいるかと思います。
ただ、前半部分でもご説明した通り、ブライドルレザーのブルームは使用していくうちに徐々に無くなっていきます。
こまめなメンテナンスも必要
本革を使用しているので長持ちさせるためには、革専用のクリームやオイルでこまめなメンテナンスを行う必要はあると思います。(絶対必要という意味ではありません)
ブライドルレザーは丈夫な革ではありますが、とうぜん扱い方や年数によって革にキズやヒビがはいったりする恐れは十分にあります。
そういったことを防止するためにも定期的なメンテナンスをしっかりと行うことで、より良い状態の財布を使い続けることができます。
ブライドルレザーの財布を購入する際は、一緒にメンテナンスアイテムも用意することをおすすめします。
価格がやや高め
ブライドルレザーの財布は、職人による工程(手作業)が多くかかっているため、他の素材の財布と比べてやや高めの設定(3万円~10万円)になっています。
もちろん、ブランドや形状(長財布・二つ折り財布など)によっても変わってきますが、ブライドルレザーはワンランク上の大人のアイテムという位置付けがされています。
入荷を待つ場合もある
ブライドルレザーの財布が完成するまでに、1~3か月近くかかるといわれています。そのため、人気が集中しやすい時期(クリスマスや年始など)の場合、入荷待ちをしなくてはいけない可能性が出てきてしまいます。
安易に量産できないのがブライドルレザーの財布のデメリットでもあり、希少価値という意味ではメリットでもあります。
特にクリスマスシーズンなど、少しでも気になったブライドルレザーの財布があったら、店舗に在庫状況を確認することをおすすめします。
まとめ
今回は、ブライドルレザーの魅力や特徴などについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ブライドルレザーは、職人の手によって丁寧に時間をかけて仕上げられているのです。最大の特徴ともいわれているブルームは、職人の技術の賜物でもあるのです。
ブライドルレザーの財布はカジュアル感というのはほとんどないため、どうしても少し敷居の高い印象があります。
そんなブライドルレザーの財布が気になっていたり、そろそろ使い始めてみようかなぁと検討されている方の参考になれば幸いです。