革好きの男性から人気を集めている“ワイルドスワンズ”は、他のレザーブランドとは少し異なる特徴を持っているブランドになります。
ブランドとしての知名度は高くありませんが、こだわりを持って作られているレザーアイテムの数々は、革好きの人はもちろん、お洒落好きの人にもおすすめです。
そこでここでは、
- ワイルドスワンズはどんなブランド?
- ワイルドスワンズの特徴は?
- ワイルドスワンズの魅力は?
- ワイルドスワンズで革財布を購入する前に注意したいポイントは?
- ワイルドスワンズの口コミと評判は?
- ワイルドスワンズでおすすめの革財布3選
- ワイルドスワンズはどこで購入できる?
こちらについてご紹介します。
長い間使える革財布を探している人や、カッコイイ革財布を探しているという人は、ぜひ参考にしてみてください!
WILDSWANS 公式オンラインショップ
(※ほとんどの画像はWILDSWANS 公式サイトからお借りしています。)
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)はどんなブランド?
ワイルドスワンズは鴻野3兄弟によって1998年に設立された国内ブランドです。いわゆるレザーマニアの間では実力派ブランドとして広く知られています。
ワイルドスワンズでは物作りに対する概念が明確になっており、一切の妥協を許さない姿勢に魅力を感じる人も少なくありません。
物作りに対する概念とは、“上質な素材を選ぶ”ことや“劣化を未然に防ぐデザインを考える”こと。また“時間と手間をかけながら丁寧な手仕事をする”ことです。
このような姿勢でレザーアイテムを生み出しているため、ワイルドスワンズでは欠品してしまうケースや、注文から受け取りまでに時間がかかってしまうケースもあります。
ブランド名 | WILDSWANS(ワイルドスワンズ) |
設立 | 1998年 |
取扱いアイテム | 革財布/バッグ/名刺入れ/小物(ベルト,キーケース,ブックカバーなど) |
価格帯 | 財布:9,000円~158,000円(税抜き) バッグ:8,000円~160,000円(税抜き) |
製品タイプ | メンズ向け |
ブランドの傾向 |
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WILDSWANS(ワイルドスワンズ)の特徴は?
ワイルドスワンズは1998年に設立されているブランドですが、直営店は2店舗と数が非常に少なく、一般的な知名度が低いブランドになります。
そのため、ワイルドスワンズの特徴がイマイチ分からないという人も少なくありません。
そこでここでは、ワイルドスワンズの特徴についてご紹介します。
丁寧なコバ処理がされている
数あるブランドの中でも、ワイルドスワンズは「コバ」にこだわりを持っているブランドの一つです。
コバとはエッジとも革の切れ端とも言われる部分で、革財布で言うところの淵にあたる部分になります。
ワイルドスワンズでは丁寧かつ綺麗にコバを処理しているので、高級感や見た目の美しさなど、ハイブランドと比較しても遜色ありません。
また、見た目の良し悪しだけではなく、コバが丁寧かつ綺麗に処理されていることで耐久性も高まるというメリットもあります。
使用している革が豊富
ワイルドスワンズで使用される革の種類は豊富で、いずれも人気が高く、高品質である点が特徴の一つです。
有名タンナーや老舗タンナーなど、数あるタンナーの中から厳選して使用しています。具体的には、以下のような革が使われています。
- イングリッシュブライドル(アメリカ老舗タンナー:ウィケット&クレイグ社)
- シェルコードバン(アメリカ老舗タンナー:ホーウィン社)
- ミネルバ(イタリア老舗タンナー:バダラッシィ・カルロ社)
- プエブロ(イタリア老舗タンナー:バダラッシィ・カルロ社)
- ブッテーロ(イタリア老舗タンナー:ワルピエ社)
- サドルプルアップ(ベルギー老舗タンナー:マシュア社)
あくまでも一例ですが、それぞれが魅力的な革です。
また、他にも高級皮革として名高い“クロコダイルレザー”や“国産コードバン”なども取り扱っており、好みに合った革を見つけやすいでしょう。
足踏みミシンを使用した丁寧で綺麗な縫製
ワイルドスワンズの特徴の一つとして、“縫製技術の高さ”を挙げることができます。ワイルドスワンズの縫製は昨今では珍しく、足踏みミシンを使用。
有名ブランドの多くが電動ミシンを導入する中、ワイルドスワンズが足踏みミシンを使用している理由にはいくつかの理由があります。
その理由とは、職人さんの感覚によってミシンのスピードを合わせることができることと、より手縫いに近い感覚で縫製することができる点です。
また、縫製がしっかりしていることで耐久性も高くなるので、レザーアイテムを長期間愛用したい人にとって嬉しい特徴と言えるでしょう。
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)の魅力は?
レザーマニアの間で高い人気を誇るワイルドスワンズですが、その魅力はどのようなところにあるのでしょうか。
ここでは、ワイルドスワンズの魅力について詳しくご紹介します。
経年変化と耐久性に優れた革財布
レザーマニアの間では、ワイルドスワンズの革財布は経年変化と耐久性に優れている革財布として知られており、魅了される人も数知れず。
経年変化を求める人には“サドルプルアップ(ベルギー産:マシュア社)”を使用したワイルドスワンズでも定番の革財布がおすすめです。
また、耐久性においては、いずれの革財布も高いので、革素材で大きな差が出ることはないと考えられます。
一般的な平コバではなく丸コバを採用
ほとんどのブランドが平コバを採用する中で、ワイルドスワンズでは多くの手間や時間、熟練職人の腕が必要になる丸コバを採用しています。
丸コバは美しい丸みと職人の技術力の高さを感じられる、こだわりのディテールです。
丸コバはワイルドスワンズの革財布になければならないデザインの一つであると共に、ワイルドスワンズならではの魅力と言えるでしょう。
総革仕上げとシンプルで男らしいデザインの組み合わせ
ワイルドスワンズの革財布はシンプルで男らしいデザインが魅力の一つです。
男らしいデザインではありますが、やはり細部にまでこだわりを持って作られているため、ハイブランドの革財布で見受けられるような繊細さも持ち合わせています。
また、革財布の内装に革以外を使っているブランドも多い一方、ワイルドスワンズでは総革仕上げ(外装・内装すべて革素材)になります。
そのため、男性が革財布に求めることも多い“重厚感”を併せ持っている点も魅力です。
パターンオーダー(セミオーダー)も依頼できる
ワイルドスワンズではパターンオーダー(セミオーダー)を依頼することもできるため、自分だけのレザーアイテムを持つことができます。
パターンオーダーでは革素材やステッチ、金具(ホック)などを選択することが可能です。
ただし、オンラインショップやメール、電話での注文をすることができないため、後述する実店舗へ足を運ぶ必要があります。
また、一部素材はパターンオーダーに対応していない場合もあるので、気になる人は問い合わせてみると良いでしょう。
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)で革財布を購入する前に注意したいポイントは?
ここまでワイルドスワンズの特徴や魅力についてご紹介してきましたが、実はワイルドスワンズで購入する前に注意しておきたいポイントがいくつかあります。
そこでここでは、ワイルドスワンズで購入する前に注意したいポイントについてご紹介します。
スーツをはじめとするフォーマルなシーンには不向き
ワイルドスワンズの特徴や魅力にコバの美しさと丸コバを挙げていますが、これによってややカジュアル色が強くなってしまい、スーツを着用するようなフォーマルなシーンには不向きという指摘もあります。
フォーマルに向いているブランドである“COCOMEITER”や“CYPRIS”などと比べると、その差は歴然です。
そのため、フォーマルなシーンで使うことを想定している男性は、購入前に注意が必要です。
他のブランドよりも厚みがある
ワイルドスワンズでは分厚い革を採用しており、その厚みは他のブランドが使用する革と比べても1~1.5cm程度の差があります。
あまりパッとしない人もいるかもしれませんが、身近なもので表すと10円玉を7枚重ねたボリュームが1cmです。厚さ確認のため、実際に試してみることをおすすめします。
試してみると思っていた以上に厚みを感じる人も少なくないでしょう。また、このボリュームもスーツに向かない要因の一つとなってしまっています。
好みの分かれる使い勝手
ワイルドスワンズの革財布は細部までこだわった作りや経年変化などにおける魅力が詰まっている一方で、その使い勝手には賛否が分かれています。
使い勝手の賛否が分かれる要因としては、革の分厚さやカードポケットの少なさなどが挙げられるでしょう。
もしも革財布選びで重視するポイントが“使い勝手”である場合は、購入する前に容量やサイズ感を細かく把握することをおすすめします。
納品まで時間がかかることもある
すぐに革財布が欲しい!という人も多いと思いますが、そのような人はワイルドスワンズでの購入に注意が必要になります。
なぜならば、ワイルドスワンズの革財布は熟練職人が丁寧に、時間をかけてレザーアイテムを完成させていくため、大量生産できないという側面を持っているからです。
そのため、人気の高い革財布が気に入った場合は早めに注文しておくか、納品まで時間がかかることを覚悟しておく必要があるでしょう。
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)の口コミと評判は?
前述でワイルドスワンズの革財布を購入する前に注意したいポイントについてご紹介したため、実際の口コミや評判が気になるという人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、実際にワイルドスワンズの革財布を購入した人の口コミや評判をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
Instagramでの口コミ・評判
インスタグラム上ではたくさんの口コミが寄せられており、特に素材となる革への評価や、細部までこだわった作り、経年変化に対する評価が非常に高い印象です。
革財布の良さをじっくり楽しみたいという人や、革財布のお手入れを楽しみながら行える人ほど満足感が強い傾向にあるように見られます。
WILDSWANS(ワイルドスワンズ)でおすすめの革財布3選
ここまでワイルドスワンズの革財布の特徴や魅力などを見て、実際に革財布の購入を検討しているという人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、ワイルドスワンズでおすすめの革財布を3つご紹介します。
準定番品・シェルコードバン WAVE(ウェイブ)
価格:¥86,000
アメリカで100年以上の歴史を持つホーウィン社が取り扱う屈指の人気皮革“シェルコードバン”と、同じく老舗タンナーであるウィケット&クレイグ社の“イングリッシュブライドル”を使用。
インパクトのある外観と優れた収納力が特徴の長財布になります。また、2種類の高級皮革を外装と内装に使用しているため、非常に高級感と重厚感のある作りです。
最高品質の革財布を探している人や、収納面を求めている人におすすめできる革財布になります。
シェルコードバン WAVE(ウェイブ)のレビュー
WINGS (ウィングス)
価格:¥21,500
ベルギー・マシュア社の“サドルプルアップレザー”を使用して作られた、ワイルドスワンズ定番の二つ折り財布になります。
サドルプルアップレザー独特のハリ感と優れた耐久性が特徴です。内装は札入れとカードポケットというシンプルな作りですが、革の存在感と美しいコバを最大限に楽しむことができます。
高い収納力を求める人には向いていませんが、電子決済やカード決済が主流の人におすすめの二つ折り財布です。
WILDSWANS 公式オンラインショップで見てみる
イングリッシュブライドル ENO(イーノ)
価格:¥45,000
アメリカで創業150年を超える老舗タンナーであるウィケット&クレイグ社の“イングリッシュブライドル”を使用した三つ折り財布になります。
イングリッシュブライドルは一般的なブライドルレザーとは異なり、製造過程でロウ成分を皮革内部にしっかり留めるため、あまりブルームが見られません。
しかし、ブライドルレザーならではのしなやかさや、高い耐久性などの特徴を持ち、また、十分な収納スペースを持っている点が魅力です。
財布としての機能性はもちろん、経年変化も存分に楽しみたいという人におすすめできます。
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WILDSWANS(ワイルドスワンズ)はどこで購入できる?
ワイルドスワンズを購入する際、どこで購入すれば良いか分からないという人や、実際に見てから決めたいという人も多いのではないでしょうか。
単に購入を検討している人は、ワイルドスワンズの公式オンラインショップを利用することをおすすめします。
また、店舗に一度足を運んでから購入を決めたい人や、お店で購入したいという人は、以下を参考にしてみてください。
なお、実店舗ではすべてのアイテムが取り扱われているわけではないので、必ずしも気に入ったものを見たり、購入したりできるわけではありません。
WILDSWANS 公式オンラインショップはこちら
まとめ
ワイルドスワンズは単に財布が欲しいという人には向いていないブランドかもしれません。
しかし、革財布をはじめとする小物にこだわりたいという人や、革本来の魅力に触れたい人にはおすすめできるブランドです。
プライベートシーンで使えるカッコイイ革財布を探しているという人は、ぜひワイルドスワンズの革財布を検討してみてはいかがでしょうか。