あなたはどんな時に、財布の買い替えを検討しますか?
また、財布を新調するとしたら、いくら位の財布を、どんな基準で選びますか?
今回は20代~60代以上まで、計100名の男性にアンケートを実施しました。
- どんなブランドの財布を使っている?
- いくら位の財布がスタンダード?
- 買い替えるタイミングは?
- どこを重視して財布を選択する?
多くの男性の回答を知ることで、盲点だった選定基準や、初耳のブランド等も見つかるかもしれません。
また、男性へのプレゼントに財布を考えている場合も、かなり参考になるでしょう。
アンケートではいくつかの質問をしたので、設問ごとに結果をまとめてご紹介していきます。
みんなはどんな財布を使ってる?
今回実施した財布に関するアンケートの内容は下記のとおりです。
インターネットによる投票■対象
20代以上の男性100名
■実施期間
2016年12月20日~2016年12月26日
■有効回答数/募集数
100件/103件
■質問内容
- あなたの年齢は?(選択形式)
- 現在使用している財布の愛用歴は?(選択形式)
- 現在使用している財布の形状は?(選択形式)
- 現在使用している財布の色は?(選択形式)
- 現在使用している財布のブランドは?
- 現在使用している財布の値段は?(選択形式)
- 現在使用している財布のお気に入りポイントは?
- 買い替えるならどんな財布?また、その理由は?
- 財布を買い替えるタイミングは?(複数選択)
- 財布に求めることを3つ教えてください。(複数選択)
- どれか一つだけ選ぶなら、どの財布?(選択形式)
■回答者の年代割合
50%が三年以上も財布を愛用!
現在使っている財布の愛用歴は?という質問に対し、最も多かった回答が「五年以上」で、なんと全体の3割もいました。
次が「三年~五年」の18%、合わせると三年以上の人が半数を占める結果に。
「半年や一年以内といった回答の人は、買い替えたばかりのタイミング」という可能性も考慮すると、やはり多くの男性は財布をなるべく長く愛用する傾向にあると言えそうですね。
長財布 vs 二つ折り財布の人気勝負は?
財布好きの間でも議論が絶えない「長財布or二つ折り財布」対決。
100名程度のアンケートなので統計的結果とは到底言えませんが、今回のアンケートでは二つ折り財布派に軍配が上がりました。
現在使用している財布の形状に関する質問で、「二つ折り財布」が59%、「長財布」は38%でした。(残りは「三つ折り財布」が2%、「がま口財布」が1%。)
長財布と比べると価格が安いこと、ズボンのポケットに入れて持ち歩ける利便性等が二つ折り財布の人気の理由でしょうか。
黒か茶色系の財布がダントツ人気!
次は色に関する質問。ズバリ、愛用中の財布の色についてです。
これは少し意外な結果と言えるかもしれません。
黒系が60%とダントツ、そしてヌメ革カラーでもある茶色系が24%、残りは数パーセントずつでした。
デザインよりも機能重視?
男性は女性と比べて、財布に奇抜さやファッション的なアクセントとなることを求めない傾向にあるようです。
丈夫で高級感があって、使いやすいもの、という“機能主義”という言葉に収斂できるかもしれませんね。
実際、いくら位の財布を使ってる?
人がいくら位の財布を使っているのか、気になったこともあるのではないでしょうか。
今回は匿名回答ということで、愛用中の財布の価格を男性100名に教えていただきました。
半数近くが1万円以下…?
なんと、45%が1万円以下の財布を使用しているという結果になりました…。
「財布はデキる紳士の嗜み」という考え方をすれば、なんとも情けないことでしょうか。(笑)
この45%は“財布にはこだわりがない層”と考えることができそうですね。
財布に関心がありそうな人の中では、1万円~2万円が最も多く、それ以外の大半は2万円~5万円、それよりも高額な財布はマイノリティと言えるでしょう。
5万円以上の財布を持つ人は全体の8%、そんなあなたは知らず知らずのうちに周囲にジェントルマンなオーラを発しているかもしれませんね。
財布の4つのお気に入りポイント
「愛用している財布のお気に入りポイント」という設問に対して、大まかに4パターンの回答が見受けられました。
- 収納性や機能面
- 持ち運び等、使いやすさ
- デザインや質感、見た目
- その他、特別な事情など
これはある意味、そのまま「財布を選ぶポイント」と考えられるかもしれません。
アンケート結果から、「愛用している財布のお気に入りポイント」をいくつかご紹介します。
収納力、機能性に関する回答
■60代男性/愛用歴:三年~五年/二つ折り財布(バーバリー)
ポケットが多数あり(カード11個・パスケース1個・その他2個)、整理しやすい。
■20代男性/愛用歴:半年以内/二つ折り財布(ポーター)
ポーターらしい特徴的な茶色で、カードポケットが開くようになっていて電車の定期券を入れたりと便利。
■20代男性/愛用歴:半年~一年/長財布(タケオキクチ)
チャックがついているので開封がしやすく、お金の出し入れがしやすい。
■20代男性/愛用歴:半年以内/長財布(レザーハウス)
フック機能が付いていて、盗難防止やバイクなどに乗る場合に落ちない。
持ち運びやすさに関する回答
■40代男性/愛用歴:五年以上/二つ折り財布(コニシ)
素材がやわらかいので、お尻のポケットに入れていても体にフィットする。
■40代男性/愛用歴:三年~五年/二つ折り財布(キプリス)
札ばさみタイプで胸ポケットから出し入れしやすい。カード入れは別に所有。
デザイン、質感に関する回答
■30代男性/愛用歴:五年以上/二つ折り財布(ノーブランド)
色が良い。ジーンズのように、使い続けるうちに革の模様が出来て行く。手触りが良い。
■20代男性/愛用歴:一年~二年/長財布(ダンヒル)
シンプルなデザインで、ブランドが全面に出ていないところ。
■40代男性/愛用歴:半年~一年/長財布(ソメスサドル)
コードバンを使用しているので、見た目も手触りも良いです。
■20代男性/愛用歴:三年~五年/長財布(master-piece)
深みのある色合いが高級感があって良い所と、見た目の割に軽い所。
■60代男性/愛用歴:五年以上/長財布(イブサンローラン)
触り心地が良くしっとりしたかんじがよい、縫い目など丁寧で財布の角などもシッカリ出来ている。
その他の回答
■30代男性/愛用歴:五年以上/二つ折り財布(ノーブランド)
特にお気に入りというポイントはありませんが、長く使っていると多少の粗は気にならないくらい愛着が出てくる。
■30代男性/愛用歴:一年~二年/二つ折り財布(ポロラルフ)
あまり派手な物が好きではないので、スタンダードなデザインとある程度の知名度のあるブランドという点。
■60代男性/愛用歴:三年~五年/長財布(ノーブランド)
子供が勤めている会社の製品で気に入っている。
財布の買い替え時期と選ぶ基準
Photo credit: albertogp123 via VisualHunt / CC BY
あなたはどんな時に財布の買い替えを検討しますか?
今回のアンケートでは財布の買い替えのタイミングについても、複数回答可の選択形式で回答を募りました。
紛失、破損、汚れ等は半数以上
財布を失くしたり、穴が開いてしまったり、あまりにも汚れが目立った時に買い替えを考えると回答した人は、それぞれ50%以上いました。
可能な限りは愛着を持って長く使うけど、限界が来たら新調する…というのが一般的な男性の財布に対する考え方のようです。
「欲しいモノが見つかった時」も買い替え時期
「次に欲しい財布が見つかった時」と回答した人も3割近くいました。
財布は洋服とは異なり、普段から探す類のものではありませんが、何かのタイミングで欲しい財布が見つかったときに「そろそろ替え時か…」と思い立つケースも少なくないようです。
「プレゼントされた時」は17%
彼女や奥さん、あるいは上司に財布をプレゼントされた時に持ち替えると回答した人は17%程度しかいませんでした。
おそらくですが、プレゼントされた経験がない人もかなりの割合でいるため、投票が少なかったと思われます。
今使っている財布が摩耗していて、大切な人により良い革財布等をプレゼントされたら、使わない人はあまりいないでしょう。
「新年・誕生日等の記念日」はわずか5%
これは少し意外な結果となりました。
金運を上げるためには「春財布(張る財布)」と言われており、年明け~立春前までくらいに買い替えると縁起が良いと言われています。
新年は気持ちを新たに、そして春財布の条件にも合うため多いのではと思いましたが、意外とそうでもないようですね。
「なるべく買い替えない」人も一定数いる
「なるべく買い替えない」と回答した人も全体の17%いました。
あくまで推論ですが、財布にこだわりがなく「プレゼントされたら持ち替えようかな」と考えている人や、「極限まで使い込んでダメになったら替えればいいか」という人も珍しくないのでしょう。
財布は単なるファッションアイテムではなく、社会人としての器を測られる部分でもあり、そして何より現代人の必需品である「お金」を持ち歩く大切なアイテムです。
是非、財布にはこだわりを持ってほしいですね。
財布を買い替える時に重要視するポイント
財布を買い替えるとしたら、どんなところに目を向けますか?
丈夫さ、機能性、デザイン、革の良さ、ブランド、コスパ…いろいろあると思います。
「財布を買い替える時に重要なポイント」という設問で、以下の選択項目の中から一人3つ選んでもらいました。
- 丈夫さ・つくりの良さ
- デザインの良さ
- 革素材の良さ
- コストパフォーマンス
- ブランドステータス
- 独自性・人と被らない
- 機能性・収納性
耐久性、機能性、デザイン性が3大ポイント!
結果は下記のとおりでした。
やはり財布は長く愛用したいので耐久性、毎日使うから機能性の良いもの、そしてデザインの良いもの、という3つが多くの票を集める結果となりました。
次いで経年変化を楽しみたい「革素材の良さ」と回答した人が38%、「コストパフォーマンス」が29%。
財布と聞くと連想しがちな“ブランドステータス”や”人と被らない”ということを最重要に挙げる人はそれぞれわずか8%でした。
次にほしいのはこんな財布
「次に買い替えるときに欲しいのはどんな財布ですか?」という質問に対し、寄せられた回答をいくつかご紹介します。
- 年齢的に安物っぽいものを使用するのは恥ずかしいので、高級感のある長財布がよいです。(40代男性)
- 長財布で、カード入れなどが充実していて、尚且つ革やつくりが丈夫なものです。(20代男性)
- 牛皮製の高級感がある長財布で、できれば5万円以下のブランド品。見られても自信をもって見せられるから。(60代男性)
- どんな服にも合うようなデザイン。日常使いに良いため。(30代男性)
- 今より良いブランドの長財布が良いと思っています。自分の成長の為。(30代男性)
- 長財布。年代的にそろそろ二つ折りは格好悪い気がしている。(40代男性)
- 一生使える丈夫な本革の財布。型崩れしにくいラウンドファスナータイプ(20代男性)
- 二つ折り財布です。ジーンズの前ポケットに財布を入れるので、コンパクトなものが好みです。(20代男性)
全体を通したニュアンスとしては、多くの人が「長財布の方が格好良いけど、ポケットに入れてラフに持ち歩きたいから二つ折り財布」という感覚を持っているような印象でした。
当然ですが、高級感のある良い財布を長く愛用したいというのは、みんな共通のようですね。
選ぶならどの財布?究極の選択の結果は…
最後に「次の中からどれか一つだけ選ぶとしたら、どの財布を選びますか?」という質問の結果をご紹介します。
選択肢は下記のものです。少し考えてしまう質問かもしれません。
- 誰もが知っている高級ブランド、それなりに質の良い財布
- 有名ではないが、革素材と品質が飛び抜けて良い財布
- 品質は並だが、誰も持っていないオンリーワンの財布
- 安物ではあるが、とにかくデザインが完璧な財布
- 全く気に入らないが、大切な人にプレゼントされた財布
結果はダントツで…
結果はなんと、「有名ではないが、革素材と品質が飛び抜けて良い財布」が60%を占める結果となりました。
人にどう見られるかよりも、珍しさやデザイン性よりも、とにかく「品質の良さ」を重視したい人が多いようです。
例えば、ココマイスターやGANZOのようなブランドの財布ですね。
そして、「全く気に入らないが、大切な人にプレゼントされた財布」は、残念ながらわずか3%。
彼女や奥さんにもらったらダサくても愛用する!という男性は意外と少ないようです。
男性にとって財布は、仕事や人間関係にも影響を及ぼしかねない大切なモノですから、プレゼントをする際は質の良い財布を選んであげたいところですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は「男性100人に聞いてみた!財布の買い替え時、次の財布を選ぶ基準」をご紹介しました。
もちろん人にはよりますが、今回のアンケート結果によると…
- 男性は意外と財布を長く愛用する
- デザインよりも機能性を重視する
- 長財布と二つ折り財布は好みが分かれる
- ブランドステータスよりも“質”を求める
多くの男性にはこんな傾向があるようですね。
財布を買い替えるときの新たな視点や、男性へ財布をプレゼントするときの参考になれば幸いです。