メンズ財布を探している方の中には、ガンゾ(GANZO)と土屋鞄の二択で迷っている方も多いのではないでしょうか。
ガンゾと土屋鞄はどちらも知名度が高く品質も良いブランドなので、よく比較されています。
また、扱っているレザーの種類にも共通点があるため、素材で財布を選びたい方の頭を悩ませる事も少なくありません。
そこで今回は、土屋鞄とガンゾの特徴をそれぞれ掘り下げて紹介していきたいと思います。
ぜひ、財布選びの参考にしてください!
各ブランドの特徴や評判も別記事で解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄の比較表
ガンゾと土屋鞄の特徴を表でまとめてみました。まずは、こちらをチェックしてみてください。
※2023年11月時点の情報です。
ブランド名 | ガンゾ | 土屋鞄製作所 |
---|---|---|
価格帯 | ¥14,300~220,000 約90種類 | ¥8,800 ~69,300 約80種 |
種類 | 長財布 二つ折り財布 ミニ財布 小銭入れ | 長財布 二つ折り財布 ミニ財布 小銭入れ |
革 | ・コードバン ・ブライドルレザー ・ミネルバボックス ・ベビーカーフ ・サメ革 ・リザードレザー ・クロコダイルレザー など | ・コードバン ・ブライドルレザー ・ヌメ革(4種) ・オイルメロウレザー ・バケッタ・ミリングレザー ・バッファローレザー など |
人気シリーズ | ・THIN BRIDLE ・SHELL CORDOVAN 2 ・MINERVA NATURAL | ・BRIDLE ・CORDOVAN ・Tone OILNUME |
特徴 | ・カチッとしたデザイン ・男らしい印象 | ・素朴で温かみのあるデザイン ・ユニセックスな印象 |
機能設計 | 無駄がなくシンプル | 独自設計を積極的に採用 |
価格は土屋鞄のほうがガンゾよりもやや手頃です。
ガンゾはエキゾチックレザーを多く扱っており、土屋鞄はヌメ革を中心にナチュラルな革素材をカバーしています。
デザインの特徴としては、ガンゾはカチッとして男らしい、土屋鞄は柔らかくユニセックスな雰囲気、と言った印象ですね。
また、ガンゾはシンプルな機能設計のアイテムが目立ちます。一方で、土屋鞄は独自設計を採用したアイテムも多いです。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所を比較してみた
ガンゾと土屋鞄の特徴をよりくわしく見ていきましょう。
- ブランドコンセプト
- 使用している革の品質
- ブライドルレザー・コードバン
- 愛用しているユーザー層
上記4つの項目で比較していきます。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所|ブランドコンセプトの違いを比較
ガンゾと土屋鞄はどちらも、長く使えることに重きを置いた素材選び、上質な仕立てにこだわっているブランドです。
ブランドコンセプトに共通する部分も多いですが、違いとして以下の点が挙げられます。
- ガンゾ →シンプルさを追求
- 土屋鞄 →創造性を追求
ガンゾは長年飽きのこないシンプルなデザインを追求しているため、クラシカルで王道な財布が目立ちます。
一方で土屋鞄は創造性を重視しているため、個性的な財布も多いです。
例えば、開閉部に革紐が採用された「ループロングウォレット」は土屋鞄らしさを感じられるアイテムの一つと言えます。見た目がユニークで、機能設計も非常に独特です。
ただ、「土屋鞄と比べるとガンゾは古臭い・面白みがない」と言うわけではありません。ガンゾにも、独自の設計を落とし込んだミニ財布など個性的なアイテムが多数あります。
あくまでも、「こういう傾向があるんだな」くらいにとらえておくのが良いでしょう。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所|使用している革を比較
「ガンゾと土屋鞄、どちらの革が優れているの?」、と気になっている方も多いかと思います。
結論から言うと、どちらも上質な革を厳選して使用しているので品質に優劣をつけるのは難しいです。
迷っている方は、扱っている革の種類で選ぶのが良いかと思います。
ガンゾは「サメ革、クロコダイルレザー、リザードレザー」など、高級感のあるエキゾチックレザーの種類が豊富です。
土屋鞄はヌメ革の種類が特に多く、柔らかで手触り抜群の「トーンオイルヌメ」、プレーンな質感が魅力の「ナチューラヌメ」などが人気となっています。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所|コードバン・ブライドルレザーを比較
コードバンとブライドルレザーは、ガンゾと土屋鞄の両方に扱いがある革素材です。素材のラインナップが被っているため、「どっちがいいんだろう?」と悩んでいる方も少なくないでしょう。
どちらも品質に大きな差はありませんが、革の仕上げや内装の素材使いなどに違いはあります。選ぶ際は、こうしたディティールを参考にしてみるのもありですね。
そこで以下に、ガンゾと土屋鞄の「コードバン・ブライドルレザーの財布シリーズ」の詳細をまとめてみました。
ブランド名 | ガンゾ | 土屋鞄製作所 |
---|---|---|
コードバン シリーズ | ◼CORDOVAN 外装:水染めコードバン 内装:ヌメ革 ◼SHELL CORDOVAN 2 外装:シェルコードバン 内装:ヌメ革 ◼CORDOVAN AUTHENTIC 外装:アニリン染めコードバン 内装:馬革 | ◼CORDOVAN 外装:水染めコードバン 内装:ソフトヌメ革 ◼BELCHORD 外装:水染めコードバン 内装:手揉みキップ |
ブライドルレザー シリーズ | ◼THIN BRIDLE 外装:ブライドルレザー 内装:ミネルバボックス ◼AVON 外装:芯通しブライドルレザー 内装:芯通しブライドルレザー | ◼BRIDLE 外装:ブライドルレザー 内装:ソフトヌメ革 |
ラインナップ数は、土屋鞄よりもガンゾのほうが勝ります。
土屋鞄のコードバン財布は、ナチュラルな風合いの水染めコードバンを使用。種類は内装違いで2つあります。ブライドルレザー財布は、内装にヌメ革をあわせたモデルの1種です。
どれも内装の革が柔らかいので扱いやすく、シックで素朴な風合いにまとまっています。
ガンゾのコードバン財布は水染めコードバンの他に、シェルコードバンやアニリン染めコードバンを使用したモデルが展開されています。どちらも、独特なツヤ感が特徴的です。
またガンゾのブライドルレザー財布には、「芯通しブライドルレザー」を使用したモデルがあります。革の芯まで染色が施されており、傷がつきにくいのが魅力です。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所|ユーザー層を比較
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所のユーザー層を比較してみました。
まずガンゾですが、愛用者が特に多い年代は30代〜50代です。
ガンゾはシェルコードバンやクロコダイルレザーなど高級な革の扱いも多いため、素材にとことんこだわる大人の男性から特に人気があります。
土屋鞄はガンゾに比べるとユーザー層が幅広く、20代〜50代と世代を問わず愛用されています。
理由として、価格が比較的手頃で手が出しやすい点、カジュアルにも合わせやすいデザインが多い点、などがあると言えそうです。
それぞれユーザー層に違いはありますが、両方ともデザインはシンプルです。
そのため、どの年代が持っても違和感はないかと思います。
気になっている方は、「自分の年代や身の丈に合うのか」と言った部分はあまり気にする必要はないと言えるでしょう。
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所、結局おすすめはどっち?
ここまで、ガンゾ(GANZO)と土屋鞄の特徴を比較して解説しました。
「結局どちらがおすすめなの?」と気になる方も多いかと思いますが、正直なところそれぞれに魅力があるため優劣をつけるのは難しいです。
ザックリと参考までに、「シンプルな格好良さならガンゾ」、「機能設計やカジュアルさなら土屋鞄」と言った選び方もありかと思います。
また、それぞれの人気な財布やシリーズをチェックして選ぶのもおすすめです。
以下に詳細をまとめておくので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
ブランド名 | ガンゾ | 土屋鞄製作所 |
---|---|---|
人気二つ折り財布 | CORDOVAN 小銭入れ付き二つ折り財布 | トーンオイルヌメ がま口ポケット財布 |
人気長財布 | THIN BRIDLE ファスナー小銭入れ付き長財布 | ビークル ファスナーグランドパース |
人気ミニ財布 | MINERVA NATURAL コンパクト二つ折り財布 | ナチューラ ヌメ革Lファスナー |
20代に人気なシリーズ | BABY CALF | Tone OILNUME |
30代に人気なシリーズ | AVON | Diario |
40代に人気なシリーズ | SMALL CROCO | BELCHORD |
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄製作所以外におすすめの日本製革財布ブランド5選
最後に、ガンゾと土屋鞄制作所の他におすすめな日本製革財布ブランドを5つ紹介します。
ブランドの特徴や扱っている素材などくわしくまとめたので、ぜひ財布選びの参考にしてみてくださいね。
COCOMEISTER(ココマイスター)
国 | 日本 |
---|---|
創業 | 2009年 |
価格 | 二つ折り:2.2万~7.8万円 長財布:2.2万~12万円 ミニ財布:1万~5万円 |
人気 | 「ブライドル」シリーズ |
雑誌 | LEON/MENS’ex |
年代 | 20代~50代向き |
HP | cocomeister.jp |
日本の職人技術で仕立てたアイテムを独自の世界観で展開するブランド。
展開するシリーズごとにコンセプトが細かく作り込まれており、デザインのラインナップが非常に豊富です。革の種類も幅広く、型押しコードバンやオークバークなど他ではあまり見かけない革も多数あります。
アイテムの選択肢が幅広いので、年代問わず幅広い年代におすすめです。
アパレルスタッフなど感度の高い層にも人気のブランドなので、おしゃれさを追求したい方はぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
CRAFSTO(クラフスト)
出典:crafsto.jp
国 | 日本 |
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創業 | 2020年 |
価格 | 二つ折り:2.3万~3.8万円 長財布:3.6万~7.1万円 ミニ財布:1.7万~5万円 |
人気 | 「ブライドルレザー」シリーズ |
雑誌 | 2nd |
年代 | 20代~50代向き |
HP | https://crafsto.jp |
長く使えることを追求したレザーアイテムを展開するブランド。
流行り廃りのないシンプルデザイン、頑丈な素材選びなどに強いこだわりを持っており、展開する財布はクラシカルな雰囲気が特徴的です。
扱う革の種類はブライドルレザーやコードバンが中心ですが、最近はサボテンやりんごなどから作られるヴィーガンレザーの扱いにも力を入れています。
ジェンダーニュートラルを軸にユニセックスなデザイン展開を行っているので、カップルでお揃いの財布を持ちたい方にもおすすめです。
FUJITAKA(フジタカ)
国 | 日本 |
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創業 | 1950年 |
価格 | 二つ折り:1.4万~1.6万円 長財布:9.3万~1.8万円 ミニ財布:1.7万~2.6万円 |
人気 | 「ファスナー」シリーズ |
雑誌 | Mono/THE RAKE |
年代 | 30代~50代向き |
HP | https://fujitaka-japan.com |
ジャパンメイドにこだわり、アイテムの企画生産を一貫して自社で行う老舗ブランド。
デザインは一見シンプルですが、内装に和をイメージした装飾が施されているなど、細部の作りが非常に凝っています。
扱う革の種類は、ブライドルレザー、コードバン、カーフレザーなどベーシックなレザーが中心です。
シックで大人らしい財布が多いため、30代以降の男性に特に人気があります。ビジネスシーンで愛用出来る財布を探しているならば、外さない選択と言えるでしょう。
MUNEKAWA(ムネカワ)
国 | 日本 |
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創業 | 1999年 |
価格 | 二つ折り:3.5万~5.5万円 長財布:2.4万~7.3万円 ミニ財布:1.6万~2.6万円 |
人気 | 「Cram」シリーズ |
雑誌 | Lala Begin |
年代 | 20代~40代向き |
HP | https://shop.munekawa.jp/ |
少人数体制で独自設計のレザーアイテムを展開する、大阪のハンドメインドブライド。
展開する財布は、コンパクトな設計が特徴的です。また、耐久性にもこだわっており、故障しやすいパーツを省くなどの工夫が随所に落とし込まれています。
ベースラインの革素材は、基本イタリアンレザーの「ブッテーロ」の1種類。限定で、ブライドルレザー、コードバン、リザードレザーなどのモデルなども展開されています。
会計周りをコンパクトにまとめられる財布が充実しているので、キャッシュレス会計と合わせて財布を持ちたい方に特におすすめです
YUHAKU(ユハク)
出典:yuhaku.co.jp
国 | 日本 |
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創業 | 2009年 |
価格 | 二つ折り:1.8万~11万円 長財布:2.5万~30万円 ミニ財布:1.8万円~11万円 |
人気 | 「Veratula」シリーズ |
雑誌 | Mono/Begin |
年代 | 20代~30代向き |
HP | https://yuhaku.co.jp |
職人兼デザイナーの肩書を持つ、仲垣友博氏が立ち上げたレザーブランド。
独自の染色技術で革を染め上げた「Veratulaシリーズ」を筆頭に、ハイセンスなデザインの財布を展開しています。
扱う革素材は、カーフレザー、キップレザー、コードバン、クロコダイルなど幅広いです。どの素材も美しいカラーリングで仕上げられており、独特な存在感があります。
持っていると個性が引き立つブランドなので、周りと差を付けたい男性は要チェックです!
ガンゾ(GANZO)と土屋鞄はどちらにも魅力がある!
ガンゾと土屋鞄の特徴をくわしく紹介しました。
それぞれで素材のラインナップやデザインに違いはありますが、どちらも品質が高く人気のあるブランドです。
どちらにも良さがあるので優劣をつけるのは難しいですが、好き好みで評価が割れることもあります。
ただやはり、財布選びで大切なのは「自分がカッコイイと思うか」ではないでしょうか。
今回紹介した特徴の中で「ここがいいな」と感じるポイントがあれば、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。
この記事が、素敵な財布との出会いのキッカケになれば幸いです!
各ブランドの特徴や評判も別記事で解説していますので気になる方はチェックしてみてください。