革財布と言えば、「水に弱い」という印象を持つ人は多いのではないだろうか。
しかし、Wole(ウォーレ)から展開されている「丸洗できる本革財布」はそんな常識をくつがえす。
本革財布のウィークポイントを克服
従来、本革財布には水に濡れると「硬くなる、水シミが出来る」といった弱点がある。
出典:munekawa.jp
一方で「丸洗できる本革財布」は油分を潤沢に含んだ革を素材に使用しているため、水に濡れても革質が落ちることは無く、乾かせば元通りになる。
出典:makuake.com
革に染み込んだ油分のおかげで、メンテナスなしで長年使用してもひび割れが起こりづらいのも強みだ。
洗うことを前提とした設計
耐水性の他に、「財布を洗う」というこれまでにない観点から設計にも工夫がみられる。
革の表面と裏面を貼り合わせた2重構造を採用することで、ザバっと洗っても型崩れが起こりづらいコシの強さを実現。
更に、
「革の断面を折り返して縫う”ヘリ返し”でコバをガード」
出典:makuake.com
「芯材を使用しないことで破損やシワを防ぐ」
出典:makuake.com
など洗うことによるダメージが起こりづらい仕様を取り入れている。
形状は、「洗いやすさ、乾きやすさ」を考慮して、L字ファスナー型の設計となっている。
出典:makuake.com
実際の洗い方
実際の洗い方だが、洗濯機でガシガシ洗えるわけでなく、手洗いが必要だ。
ステップは以下の4つ。
①小さじ一杯程度の液体洗剤を混ぜた、30度以下のぬるま湯を用意
出典:makuake.com
漂白剤、ベンジン、アルコール、除光液はNG。
特にアルコールには革の油分を除去する作用があるため、要注意だ。
水洗いはできるが殺菌消毒は出来ない。
②ぬるま湯に浸して手もみ
出典:makuake.com
セーターを洗うように、優しく手もみで洗いをする必要がある。
多少の色落ちがあるようなので単体で洗うよう注意だ。
③洗剤を洗い流して、タオルで拭く
出典:makuake.com
洗剤が残っているとシミになるので注意。
水気を拭き取らないとシワや縮みの原因になるので、しっかりタオルで拭くのを忘れてはいけない。
④直射日光を避けて干す
出典:makuake.com
干す時は、半日陰で風通しの良い場所を選ぶ必要がある。直射日光は縮みの原因になるので注意だ。
洗剤バサミで挟む時は、キッチンペーパーや布を噛ませてあげると跡が残りいくい。
本革財布のグッドポイント
「汚れがついたら洗える」という、これまでの革財布にないスペックが非常に斬新だ。
筆者は革財布を多数所有しているが、洗って清潔に保つことを前提とした設計の革財布というのはまだ手にしたことがなかった。
長年の使用感(経年劣化)を楽しめる革財布もいいが、「綺麗なまま使い続けられる」というのは非常に惹かれる。
ダメージを気にせずにガシガシ使い込めるので、まさにデイリーユースにうってつけの財布と言えるだろう。
手のひらサイズの大きさなので持ち運びしやすく、モダンなシルエットがとってもスマート。
ユニセックスな雰囲気なので、男女でペアで持つのもおしゃれだ。
ちなみに、通常の本革財布もしっかりとメンテナンスを行えば十分キレイに保つ事が可能だ。
今回紹介している「丸洗い出来る本革財布」では必要ないが、革のメンテナンス方法を覚えておいても損はないだろう。
情報まとめ
カラーは、「ブラック、ベージュ、ライトブラウン、オリーブ、グレー」の5種展開。
出典:makuake.com
スペックは以下の通り。
外形寸法 | 約W.104mm x H.93mm x D.11mm |
製品重量 | 50g |
表地・裏地 | オイルウォッシャブルレザー |
生産国 | 日本 |
ファスナー | YKK EXCELLA |
最大容量 | カード10枚・小銭約20枚・紙幣約15枚 |
販売はクラウドファンディングサイトの「Makuake」で行われている。
プロジェクトの公開は2022年09月29日まで。